産後鬱と育児マニュアル
マニュアルなどは上手く使えば便利ですが、育児の際には面倒なものとも言えます。
書店の育児コーナーに行くと、子育てのためのマニュアルが数多く置かれています。
育児マニュアルを片手に、子育てに励むママも多いことでしょう。
しかし、育児マニュアルは産後鬱を発症させるきっかけとなる場合があるのです。
子育て経験者の中には、育児マニュアルの内容と自分の子供との差に唖然とした人も多いと聞きます。
大きくなってしまえば、なぜあんなことで悩んだのだろうと笑えるようになりますが、育児に奮闘している最中のママはそんな余裕はありません。
特に、最初の子を産んだばかりのママは、赤ちゃんに触る方法もよく知らず、マニュアルに頼ってしまうことが多いのです。
マニュアルに書いてある通りにならないと、不安に駆られて動揺してしまうママもいます。
生まれた赤ちゃんは別個のものでありますから、育ち方も違うはずなのに育児マニュアルに沿っていないと不安になるのです。
育児マニュアルは参考程度で、それに固執してはいけません。
融通の効く考え方や自分なりの当てはめ方ができないママが多いことも、産後鬱が増えている理由に挙げられています。
育児マニュアルはたくさんあるのに、母親への協力体制はまだ多いとは言えません。
ママの育児の悩みを相談できる機関や、心の問題に向き合ってくれる機会を作ることが重要なのです。
最近多くなってきている産後鬱からママを救うために、育児不安の相談にのってくれる存在が必要です。