産後鬱を回避するためには
産後鬱に陥ってしまったママは育児を一人で行うべきだと強く意識しています。
身近にパパもいるというのに、私だけが子育てに一生懸命ではないかと孤独を感じているのです。
赤ちゃんが誕生しても、パパは前と同じような生活を続けることができますが、ママの暮らし方はすっかり変わります。
仕事から帰ると、食事が並べられているのは普通のことだと思っているのではないでしょうか。
お風呂の準備がきちんとされていて、部屋も整理整頓されていることが普通のことだと思っているのではないでしょうか。
出産後すぐの赤ちゃんはずっと寝ているので、当然いつも通り家事ができるだろうという発想ではママもストレスになります。
産後鬱を回避するためには、パパのサポートがどうしても必要です。
お父さんは日々の勤務で疲労困ぱいですが、ママも同じくらい疲れています。
出産が初めてというママは、緊張状態で生活しています。
ミルクの分量や温度に誤りはないだろうか、この入浴の仕方で大丈夫だろうか、赤ちゃんは不愉快な思いをせずに過ごせているだろうか、24時間、たえず考えていたりするのです。
赤ちゃんが眠ったときを見計らって、その時間に家事をしっかり行おうという考え方だと負担がかかります。
赤ちゃんが眠りについているといっても、くしゃみをしたり咳をしただけで不安が募ります。
産後すぐのママは、色々なことにプレッシャーを感じているのだと気遣ってあげて、ママの代わりにパパができることはないか探して行うようにしましょう。
何を分担しようかと相談しなくても、パパにもできる仕事は多くあります。
お部屋の清掃、ゴミ出し、食後の茶碗洗いといったことをはじめ、仕事が休みの日にはママの代わりを引き受けることもできます。
産後鬱にかかるかからないに関わらず、精一杯やっている人に、まだやれるはずと言ったりすることでさらにプレッシャーを与えることになるので、気をつけるようにしてください。